家計簿をつけて、1円単位まで数字を合わせる。予算内に収めるために、ひたすら節約する。
もしあなたが「家計管理=数字のパズル」だと思っているなら、今すぐその考えを手放していいかもしれません。
実は、家計管理を成功させるために最も重要なのは、計算機を叩くことではなく、「家族の想いを言語化すること」です。
今回は、ついつい数字ばかりを追いかけてしまいがちな「教育費」を例に、家計管理の本来のあり方である【目的・目標・手段】の違いについてお話しします。
【目的・目標・手段】を混同していませんか?教育費で考える「お金の正体」
「とりあえず大学費用に○○万円貯めなきゃ」
そう思って焦っていませんか?しかし、この「○○万円」という数字は、実はただの「目標」に過ぎません。
家計管理を迷走させないためには、以下の3つを切り分けて考える必要があります。
- 目的(Purpose): そもそも、なぜ教育費を準備したいのか?(例:子どもに将来の選択肢を広げてほしい、やりたいことを全力で応援したい)
- 目標(Goal): 目的を叶えるために必要な具体的な数値。(例:18歳までに〇〇万円貯める)
- 手段(Means): 目標を達成するための方法。(例:学資保険、投資信託、節約、先取り貯蓄)
多くの人が、「手段(節約)」や「目標(金額)」だけに目を向けてしまい、最も大切な「目的(家族の幸せな状態)」を忘れてしまいます。
目的なき家計管理は、地図を持たず暗闇に走るようなものです。
「大学費用○○万円」はゴールじゃない‼️ 数字の先にある家族の願いを言葉にしよう
教育費を例に深掘りしてみましょう。
例えば、あるご家庭の「目的」が「世界で活躍する人になってほしい」であれば、【大学費用○○万円】といったお金を貯めるよりも「幼児・小学生のうちから英語学習をしてみる」や「英語圏に短期留学させること」にお金を使う方が正解かもしれません。
逆に「本人が学びたいと思った時に、経済的な理由で諦めさせたくない」が「目的」であれば、着実に積立投資をすることがひとつの「手段」になります。
「いくら貯めるか(数字の目標)」よりも先に「どんな未来を迎えたいか(想い)」があるはずです。
そして…
この「目的」が夫婦・家族間でズレていると、「私は子どものために節約しているのに、パパは無駄遣いばかり!」といった衝突が生まれてしまいます。
数字の話をする前に、まずは家族の「想い」をすり合わせることが、家計改善の最短ルートなのです。
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家計管理で本来のスタートは、通帳を眺めることではなく、家族でワクワクする未来を語り合うことです。
「10年後、どんな暮らしをしていたい?」
「子どもが大きくなったら、家族でどこへ行きたい?」
そんな会話から、我が家だけの「お金のルールづくり」が自然と見えてきます。
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