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LIVEまとめ
年末調整・確定申告の準備、もう始めてる?個人事業主のための効率的な書類整理術と税務知識

2025/11/17
LIVEまとめ
年末調整・確定申告の準備、もう始めてる?個人事業主のための効率的な書類整理術と税務知識

年末調整・確定申告の準備、もう始めてる?個人事業主のための効率的な書類整理術と税務知識

年末が近づき、個人事業主の皆さんにとって頭を悩ませるのが「確定申告」の準備ではないでしょうか。今回のライブセッションでは、後回しにしがちな確定申告の準備を効率的に進めるための具体的なコツと、事業成長に繋がる税務知識の重要性について、専門家ふたりが解説しました。

個人事業主は、会社員と異なり、年末調整のような仕組みがないため、自分で確定申告の準備を進める必要があります。しかし、「まだ余裕がある」と後回しにしてしまいがちです。
確定申告のための書類整理や帳簿付けは、単なる義務ではありません。事業の数字を毎月チェックし、課題を把握し、今後の事業戦略を立てるための重要な「数字管理」なのです。数字は嘘をつかないため、客観的に事業の状態を把握し、適切なアプローチを考える上で不可欠です。 ノウハウだけに頼るのではなく、数字に基づいた本質的な課題解決が、長期的な事業成長には欠かせません。

後回しにしない!確定申告準備の具体的なステップ

「まとめてやろう」とすると、どうしてもハードルが高くなり、結局手がつかなくなってしまいます。これを避けるためには「作業の細分化」が鍵です。

1. レシートを月別に仕分ける

まず、溜まっているレシートを1月から12月まで月ごとに分けます。1日15分程度の作業で十分です。

2. 勘定科目別に仕分ける

次に、月ごとに分けたレシートを、勘定科目(例:消耗品費、交通費など)ごとに仕分けます。弥生会計などのサイトを参考にすると、どの勘定科目に該当するか簡単に調べられます。この作業を繰り返すことで、自分の事業でよく使う勘定科目が自然と身につきます。

3. 会計ソフトに入力する

勘定科目ごとに仕分けが終わったら、会計ソフトに入力します。まとめて入力するのではなく、1ヶ月ごと、または3ヶ月ごとなど、期間を区切って入力し、その都度数字が合っているか確認しましょう。これにより、もしミスがあっても早期に発見・修正でき、年末に慌てることを防げます。

効率的な書類管理術

書類整理には、13ポケットのジャバラ式ファイルが非常に有効です。
  • 当年用ファイル

    1月から12月までのポケットに、帳簿付けが終わった月ごとの領収書や請求書を保管します。13番目のポケットには、iDeCoや生命保険などの控除関係書類を届き次第入れておきます。
  • 保管用ファイル

    確定申告が終わったら、当年用ファイルの中身を全て保管用ファイルに移し、年ごとに7年間保存します。これにより、当年用ファイルは翌年また空の状態で使え、税務調査が入った際にもスムーズに対応でき、良い印象を与えることができます。

税務知識と心構え

事業を始めたばかりの段階では、「節税」よりも「稼ぐこと」に集中しましょう。基礎知識がないままの節税は、脱税と紙一重のリスクを伴うこともあります。 税制は複雑化しており、税理士に依頼していても最終的な責任は自分にあります。基礎知識を身につけ、自分で判断できる力を養うことが、自己責任の時代において求められています。
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解決策:確定申告講座と入力会

「一人でやるのは不安」「何から始めたらいいか分からない」という方のために、専門家によるサポートが用意されています。

もくもく入力会

毎月開催される入力会では、他の事業者と一緒に会計処理を進めることができます。ケアレスミスを防ぎ、疑問点をすぐに解消できる場として活用されています。

3ヶ月集中確定申告講座

所得税、住民税、消費税の基礎を体系的に学び、実践的なワークを通じて確定申告書を自力で作成できるスキルを身につける講座です。12月20日開始のコースは、確定申告期間をカバーするサポート期間も含まれており、不安なく申告を終えることができます。 無料説明会も12月8日から開催されます。
確定申告の準備は、年末年始の忙しい時期に後回しにせず、計画的に進めることが重要です。1日15分からの細分化された作業と、適切な知識・ツールを活用することで、年明けをスムーズに迎え、事業に集中できる環境を整えましょう。